Toshiba Canvio Home を使えるようにする
秋葉原で投げ売られてたNASであるToshiba Canvio Homeを入手したので、NASとして使えるようにセットアップする過程を書いていきます。
環境
- Windows 10 1909
初期設定
このNASには電源スイッチは存在しないので、ACアダプタを接続するとすぐに電源が入ります。
電源を投入してしばらくすると、本体のインジケータLEDが4つ点灯から1つ点灯に変わるので、エクスプローラからネットワーク探索をして「Canvio-******」みたいな名前の機器をダブルクリックします。
ログイン画面に飛ぶので初回ログイン時に限り
Username: admin
Password: admin
でログインし、その後に続く初期設定を済ませます。ちなみにWeb UIに日本語はありません。
普通のNASならこの時点でファイルサーバとして使えるところですが、このNASは違います。最新のWindowsでSMB接続しようとすると繋がらない。
というのも、このNASはSMB1.0しか有効でないため、デフォルトでSMB1.0が無効化されている最新のWindows 10では有効化しない限り接続できません。
しかし今頃脆弱性のあるSMB1.0を有効化するのもはばかられるので、NAS側でどうにかします。要はSMB2.0を有効化します。(なぜ無効にしてるのか)
管理画面に入り、「Services」→「SSH」と進んでルートパスワードを適当に入力し、SSHを有効化します。
あとはターミナル上での作業です。
SMB2.0の有効化
まずこのNASに入ってるsambaのバージョンを確認します。
# smbd -V Version 3.6.6
バージョンが3.6以上ならSMB2.0をサポートしているので、SMB2.0を有効化、ついでにSMB1.0を無効化するように構成ファイルに追記します。ちなみに元々viが入っているのでviが使えます。
# vi /etc/samba/smb.conf [global] min protocol = SMB2 max protocol = SMB2
書き換えたら、デーモンを再起動して構成ファイルを読み込ませます。
# /etc/init.d/samba restart
完了
つながった